ラグタイム

「ちゃんと食ってるか?

暑いのはよくわかるけど、食べることを抜いたら夏バテになるぞ。

ただでさえ夕貴は細いんだから」

そう言った後、武人はボウルにサイダーを注いだ。

「うん、気をつけるよ」

あたしは答えると、ホワイトボードに視線を向けた。

カフェの方は夏色パンナコッタ、か。

なかなか涼しそうなメインで、今日のように暑い日には持ってこいかも知れない。

「ああ、そうだ」

思い出したと言うように武人が言ったので、
「どうした?」

あたしは声をかけた。