ラグタイム

「あっ、武人…」

武人はあたしと彼女の間に入ると、
「こう見ても、彼はまだ新参者ですからね?

からかいたい気持ちはわかりますけど、ダメですからね?

彼はまだこう言う状況になれていないんですから」
と、彼女に笑いながら注意をした。

「えっ…ああ、はい…」

彼女は困ったように返事をすると、椅子に腰を下ろした。

その様子を見ていたあたしに、
「夕貴、戻れ」

武人が声をかけた。

あたしは彼の言う通り、早足で厨房へと戻った。

厨房へ戻ると、
「どうした?

夕貴らしくないじゃないか」

藤本さんに声をかけられた。