「確かに年下は可愛いよ。1年の柴君とかさ」 「あ、柴っちは超可愛いねー」 「ねー」 思い出したかのように、 皆が騒ぎ出した。 その柴っちとだって、 璃久は1歳しか変わらないんだけどな。 「梢、今1歳しか変わらない。とか思ったでしょう?」 「え? 何でわかっ……」 ギクとした顔を見せるあたしに、 リーダーを取って話す友達、ユリアがあたしを指差した。