「梢、合コンでも紹介でも何でもしてあげるってばっ!」 「そうだよ、そうしよーよ」 今日も朝から、 あたしの頭の上で繰り広げられる会話を うんざりした顔で見上げる。 「もー。いいんだってば。あたしは璃久が好きなんだもん」 プイと顔を横に向けたあたしに、 友達は大きな溜息を吐いた。