刻々、宵月夜



アイツが出そうな時だった…
(あともう少し…フッ)


ビュウウウウウウウゥン
強く金色に輝く風が体育館の中に
入ってきた。


そして、突然力を失い始めるのを感じた。

何かに吸い取られる感じ…そう、
例えるなら…掃除機だろう


「くっ……」


俺の手元に集まっていた黒い光は、
風と共に流されていく…



「どうしたんだ?」
周りは、それに気が付かない…
見えていないのか…この風が…



「な、何……こ、れ…」

どうやら、帝も俺と同じらしい…