昨日の公園が見えたところに、バイクに乗って
誰かを待ってる、虎がいた。

挨拶をして通り過ぎようとしたら

虎「乗れ」

「え?待っててくれたの?」

虎「ああ。聞きたいこともあるからな」

「うん。わかったわ。」

また、虎に手を回されてしゅっぱつ。

ブォーン。

やっぱり、風は気持ちいいね。

私と大違いだわ。

校舎にたどり着いたら、女の悲鳴が
あちらこちらから聞こえてうるさい。

『虎様の後ろに冷血ドールが乗ってるわよ』

『ずるーい!』『体でも売ったのから?』

『虎様~♥』

朝からうるさいと思いながらら、校舎にはいったら

パンダに足をかけられそうになり足を踏んだら

虎が隣でずっと笑ってツボに入ったみたい。

はー。大変だわ。本当に。

虎「屋上。」

笑い終わったのか、屋上って、誘われた。

「はー。わかったわよ。」

キィー。バタン。

璃「おはよ~!」

「おはよう。」

翔「遅いがな!」

「うるさい。それと、そこ。なんでイライラしてるの」

悠「え?私ですか?なぜわかったんですか?」

「雰囲気がそうだっから。」

悠「では、回りくどいのは苦手なので、
ストレートに聞きます」

「どーぞー。」

悠「なぜ、情報がでてこないのですか?」

「それは、隠してるからでしょ」

悠「そんなことはわかってます。
誰が隠してるんですか?
私はハッカーのNo.3なんですよ?」

「それじゃあ、そのうえが隠したにきまってるでしょ?」

「あ。それとはい。これ。」

カバンからお兄ちゃんから預かったものをとりだした。

悠「パソコンですか?」

「うん。ウィルスはいったでしょ。ハッカーにとって
大切なものですもの。」

翔「ちょっと見せてーや!」

「はい。」

翔「なんか、これ一番ええやつちゃうんかいな?!」

「そうよ?それがどうしたの?」

悠「ちょっとかしてください。」

翔「どうしたのちゃうがな!」

悠「これどうしたんですか?」

「お兄ちゃんから、預かったのよ。
ウィルスが入っただろうからって。」

虎「もしかして、楓のお兄さんって…」

「虎の思ってるとおりよ。」

虎「あの…藤城雅人さんなのか?!」

「そぅ悠「ハッカーNo.1のですか?!?!」

「ええ。」

虎「まじか。」

璃「話がついていけないけど、
楓ちゃんのお兄さんが、雅人さんってのはわかったよ。」

翔「まじかいな!!」

悠「全部納得しました。」

「そう。ならよかったわ。
じゃあ、私行くわよ。」

虎「待て。」

「なによ。朝から体力使いたくないんだけど?」

虎「桜姫になれ。」

桜姫ってなに?訳わからないんだけど。

虎「悠樹頼む。」

悠「はい。わかりました。
桜姫とは、守るべき存在で私達を支える存在。
そして、虎の彼女です。」

「いやよ。わ、私は守られる存在じゃない!!!
また、私が関わった人は不幸になる。
だからいやよ!それに、虎の彼女じゃないもの。」

虎「もう。ほかの族にお前が姫ってみられてる。
訂正のしようがない」

「なんでこうなるのよ。わかった。なるよ。
だけど、虎の彼女ではないからね。」

虎「いずれか彼女になる。」

虎「みんなの賛成してくれるか?」

全員「うん。(はい。)コクコク。」

虎「じゃあ、今日から桜姫だ。今日の放課後
迎に行く。それで、倉庫に行く。」

「わかったわ。」