あれから数時間がたってお互いお風呂も済ませて夕飯も終わって後は寝るだけ。





お母さんにも連絡してなんとか泊まる許可をもらえた。





目の前にいる棗君はベットで寝転がっていて昼間よりも随分顔色が良くなってる。




「あ、そういえばね今日瑞穂先生がすごく助けてくれたの」





そうだそうだ言うの忘れてた!



瑞穂先生じゃなかったらあんな早くに帰れなかったし来れなかった。




「そうなの?

じゃあ後でお礼でも言っとくよ」




と棗君は一言だけ。





さっきからあんまり棗君は喋らない。





と言ってもいつもそんなベラベラ喋るわけじゃないけど...





なんて思って棗君を見ていると...





「ゆっちゃん眠い?」





棗君が私にそう聞いてきた。





ん〜......




「少し...?」





そんなすごく眠いってわけじゃないかな......