「はいっ!

冷めちゃってるけど...」




そう言って棗君の目の前にお盆を差し出す。




「いいよ、平気。」




棗君はそう言ってスプーンを持ってお粥を食べ始めた。




やっぱり...



いつ見ても棗君はイケメンだ...




どうしてこんな棗君が私なんかに構うのか...



それが疑問で疑問でいつも考える...




私とは全然真逆の世界の人......





「ねぇ...」





棗君の声にハッとする。






「人の顔そんな見て楽しい?」




本当に本当に少し照れたような顔で棗君がそう私に言ってきた。




う...わ......



なんか......可愛い...かも...。