「あ~...ゆっちゃん可愛いね。

食べちゃいたい。」




なんともよく分からない棗君の発言に私は固まってしまった。




「た、食べ...?!」




驚いた私を見兼ねて棗君が喋る。





「そんなこと”まだ”しないから安心して」





棗君の言葉にホッとした時、棗君が言った。




「でも俺なんて言った?」





そう私に聞いてきた。




「うんとね...


ゆずきって言ってたよ...?」





私がそう言えば棗君は納得したように...




「それ俺の前付き合ってた彼女。

さっき夢に出てきた」





てことは元カノ......




夢に出てきてたから名前間違ったってこと...?




「でもゆず同士で似てるからね」



私もそのゆずきさんもゆずがつくから本当に似てる...。