昨日は結局棗君の家を出たのは夜の11時くらい。





お母さんにはなんとか言い訳をして怒られなかったけど…






そんな私の隣には棗君。





棗君なんだけど相変わらず低血圧な棗君は机に伏せて寝ている。






昨日あんなにキスいっぱいしてきたくせに…





朝になったらこの状況…。





…なんかおもしろいかも……。






その時…





「起きてからまた寝てんじゃないわよ棗」






そんな声が聞こえて棗君の頭をベシッと叩く色白な手。






チラッと見ればそこにいたのは金宮さん。






…棗君の前の彼女……。






「…………なに…」







ムクッと体を起こした棗君はすごく不機嫌そう。