「っ…んぅ…」






棗君今日すごくいっぱいキスしてくれる…






こんなにいっぱいするのは初めてだけどすごく嬉しい……。







棗君のサラサラな髪が私の顔をくすぐる。





この部屋もベットも全部全部棗君の匂いがして…






頭が麻痺してしまいそうになる…。






棗君…






私こんなにも好きだと思えた人初めて…






片思いでもこんな胸が熱くなるような恋はしたことがないの。







「…す……き…」






自然と口からその言葉が出た。





その言葉を言えばやっぱり棗君は嬉しそうに微笑んでくれる。








「…………俺も…。」










その時はっきりと棗君も私の言葉に返してくれたのを私は聞き逃さなかった。