「ゆっちゃんは俺が大好きなんだもんね」 急にそんなことを言われる。 それってさっき私が言ったやつ…… 棗君のバカ!! 一々また言わなくても……っ… 「ゆっちゃん…」 棗君が私の名前を呼ぶ。 なに?と聞き返しても返事がない… 「…? 棗君……?」 返事をしない棗君。 私はクルッと棗君の方に顔を向ける。 「…っ……」 顔を向ければ棗君の顔がすぐドアップにあって… また唇が重なった。