「ゆっちゃん途中で寝ちゃってつまらなかった〜」






そう言いながら私の二の腕を軽く触る棗君。





つまらなかったと言われても…





私も何がなんだかわからないし……







その時クスッと棗君が笑って……







「そんなによかった?


俺とキスするの」





耳元でそう言った。





ボンッと顔が赤くなれば更に棗君は笑う。





っ…ひどい棗君……



わざわざ言わなくてもいいのに…っ!





「や、やめてよ〜っ…」





今日は恥ずかしいことだらけ。





それもこれも全部棗君が意地悪なせいだ…!