とにかく教室に戻って授業受けないと…。 指で唇に触れる。 さっき棗君の唇が重なった。 飽きたなんて言うならなんでキスなんかしたの…? …全然棗君がなに考えてるのかわからない。 でも最初から棗君が飽きるまでの約束だったから…… 前の生活に戻っただけ… なにも気にすることなんてない… そう思いたいのに私の気持ちは正直でそう簡単に気にしないわけにはいかない。 ………教室に戻ろう……。 重い足取りで私は教室に向かった。