懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~

そんな嵐の声に、部屋の中の空気が一気に和らいでいく。


「ほら彗。早く服を着て」


そんな百合の声が聞こえてくる。


「誰が着ていいって言った?」


「え……?」


俺は嵐を見る。


嵐はニヤリと口角を上げ、1人だけ彗の体をなめまわすように眺めている。


「その場で回れ」


「嵐、お前いい加減にしろよ!」


俺は思わず嵐に掴みかかっていた。


体格でも力でも叶う相手じゃない。


それでも、殴らずにはいられなかった。