俺と嵐の身長は5センチくらい差がある。


どうやら赤い光線は前に立つ人物の身長に合わせて上下するみたいだ。


誰が相手でもその額を打ち抜く事ができる。


そんな道具だということがわかった。


《みなさまにはこの部屋にある食材を使い、料理をしていただきます。


料理を作る人物。そしてそれを食べる人物はこちらから指名させていただきます。


料理を食べ終えるとその部屋のドアが開きます》


「食材……」


彗が呟く。


「そんな、僕料理なんてできない……」


悠がそう言い、困ったように眉をよせた。


「僕もだ」


良が同意する。