懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~

そして、嵐の首に手を当てる。


「ど、どうだ?」


「生きてる……。生きてる!! 死んでない!」


「は、はやく救急車!」


春姫が叫ぶ。


「ダメだ。電波が通じない」


「じゃぁどうするの!? ほっといたら死んじゃうかもしれないじゃん!!」


「とにかく、止血をしよう」


俺は自分の上着を脱ぎ、嵐の額に押し当てた。


一体なにがどうなっているんだ?


どうして嵐の額から血が流れ始めたんだ?


嵐はドアに体当たりをしているだけだった。


それ以外には何も見ていない。


部屋の中にも、凶器と思えるようなものは何も見当たらなかった。


それなのに……!


グッと奥歯をかみしめる。