懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~

「なんだこれ、2月しかないじゃないか」


「本当。変なカレンダーね」


春姫も眉を寄せて首をかしげている。


「え、ちょっと待って」


そう言ったのは後ろにいた百合だった。


「2月って、あたしたちまだ学校に行っていたよね」


「あぁ、そうだな。卒業式が3月1日だから」


「それって、学校に行っている間に何かがあったって事なんじゃないかな?」


百合の言葉に、俺はもう1度嵐を見た。


嵐はその場に膝をつき、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。


こんな状況でも、嵐は『イチゴのショートケーキ』について話す事はないだろう。


俺はカレンダーに視線を戻した。


どうにか、自分たちで正解を導き出す必要がある。


「たとえばさ。イチゴだから、1日と5日とか、15日とかさ」