もし、君が。








「悠希、座ろ」



そう言って、悠希と空いているとこへ座る。


どう言ったらいいんだろう……




「私は、認めないわよっ」


……お父さんは?




「わしは、栗愛が選んだ人ならいいと思っている」


「ありがと、お父さん。」



「あなた何言っているの!相手は、芸能人でSHAKE。なのよ!」




声を裏返しながらお父さんに話しかけるお母さん。

反対をしてほしかったらしい。



でも私は、お父さんが認めてくれただけでも嬉しかった。


「私の選んだ人」……か。



「お母さん、お願い。」


私はテーブルに手を置いていう。


……どうしようか。