もし、君が。








「里翔、でたよーっ」



はや!





柑奈はそう言いながら里翔くんの隣に座る。


「何話してたのーっ?」


「えーっと……」



私は悠希を見ながら笑う。




なんて、言おうかな。



「もしかして、俺と栗愛ちゃんのこと疑ってたの?」




「……わり」


「ひっで〜」



里翔くんと悠希は笑いながらそんな話をする。



まだ、付き合って一ヶ月経ってないから信じてもらいにくいのかな?



仕方、ないのかなあ?