「栗愛ちゃん、どうかした?」




ビーチボールが飛んできて取りに来た、里翔くん。


もう、里翔くんに助けてもらうしかないと思った。





「……助けて」


そう言って、里翔くんに背中を向ける私。


……恥ずかしいな。


「ははは、外れちゃったか」




笑いながら結んでくれる、里翔くん。


助かった〜。


「恥ずかしいからね!(笑)」





「分かった分かった(笑)」