もし、君が。







「栗愛、これ!」


「ありがと!」



「リビングで待ってるね」




柑奈はそう言ってリビングへ行った。


私は、水着が入っているバックの中身を覗く。




えーっと……


これを私が着るの?



「栗愛、どうかしたか?」


私の表情に気づいて、心配してくる悠希。





……パーカー着てるしかないね!


黒のビキニなんて恥ずかしくて着れない。




「き、着替えてくる」


そう言って、隣の部屋へ向かう。









決心するしかないよね。


「よし」