体が重いと思って、目をさますと悠希が私を抱きしめていた。 ……ここで寝ちゃってたんだ。 どうしよう、動けない。 起こすのは可哀想だし、待つしかないかなぁ? それにしても……悠希、寝てる顔もかわいーっ。 「何見てんの?」 そう言うと目を開ける悠希。 ……起きてたんだ。 私は、悠希と目を覚ます。 「俺のこと、見てたの?」 ニヤニヤしながら聞いてくる、悠希。 ……あたってる。 かわいーって、見てた。 私は、首を横に降る。