「そこだよ!」 「さんきゅー」 私は再びテレビに目を移す。 悠希、笑ってる。 ……テレビだから当たり前か。 「それ、誰のことだろうね」 ニヤニヤしながら聞く、柑奈。 ……ばれてるか。 「あ、あは」 笑う、私。 付き合ってる、ってストレートに言えばいいかな。 えーっと……。 「はい、どうぞ」 ソファーに座って、私の説明を待っている柑奈。 ……やばい(笑) どうしようか。