もし、君が。








「どこ、行くの〜?」


私は悠希に聞く。



私は、なんでもいいんだよね〜。






「俺のおすすめのとこ、連れて行っていい?」


「うん」




どこいくんだろ?


悠希となら、どこでも好き!






「あのね、」

「ん?」


私を優しくみてくれる、悠希。



……好きになる一方。


私は、笑う。





「あ、えーっと……」



告白しそうになっちゃった。

あせった……。




「楽しみ!」


「そんなに?(笑)」

「うん!」


さっきまで、モヤモヤしていたのが嘘みたい。


でも、モヤモヤはちょっとある。



……えーっと。


「ここ」





そう言って指差したのは、イタリアン。


へぇ、ここによく行くんだぁ!


イタリアン、おいしそ!