「とりあえず閉まったから中はぐちゃくちゃ」
「……よぉ〜し、やろ。」
私は靴を脱いで片付けを始める。
私は一人暮らしを始めて、家事が好きになった。
「夜ご飯、何食べる?」
「うどんがいいな」
よし、じゃあぶっかけうどんね!
さっぱりと、ね(笑)
「できたよ〜」
掃除も終わって、ぶっかけうどんを私はテーブルへ運ぶ。
お腹すいたぁ〜。
「助かった、さんきゅ。」
「いいえ〜」
……そう言えば、悠希のことが好きだったんだ。
思い出して、私は悠希と距離をあける。
えぇ〜っと。
「何」
そう言って笑う悠希。
かっこいいな、って思ったなんて言えない。
この前、キス……しちゃったんだよね?
「ううん」
私も、笑う。
好き