もし、君が。







……びっくりした。


えぇっと…





「ど、どうかした?」




悠希と、同じこと言っちゃった〜。

私、テンパりすぎっ。



「こっちのセリフ」


そう言って笑う、悠希。




……あ。



「とりあえず、入って」






また、週刊誌に取り上げられると大変だし見つかったら彼女さんと喧嘩になるよね?


……うちに入れるのも、ダメだったかな?




「栗愛?」


いろいろと考えていると、悠希に話しかけられた。




「えぇ〜っと。」


とりあえず、と思って部屋に入れたけど何の用もなかった……


そこに、意識しすぎて何を喋っていいか分からない。



いつも通り、いつも通り。