私がため息をつくと悠希が後ろから私を抱きしめた。 「は、悠希?」 なんで? え? ドキドキ、うるさいよ…… 悠希、何か言って… 「……俺」 「うん」 悠希からも、ドキドキが聞こえる。…なんだろう。 私は悠希のほうを向く。