「お邪魔しまぁーす」 私はゆっくり玄関のドアを開けて入る。 ベースはシックで真っ赤のソファーが印象的な部屋。 「何、食べたい?」 暑いから食欲ないかなぁ? そう思いながら私は冷蔵庫の中を確認。 「カレー?」 「おっけぇー」 野菜カレーと、何にしよう? あ、ポテトサラダ? 考えながら、私は準備をする。 夏バテしないように……。 悠希のほうを見ると、目を閉じて仮眠をとっていた。