『…………はぁ……はぁ………』
喉はカラカラで、汗もすごい出てきて……
それでも走り続けた私の目に見覚えのある後ろ姿が映った。
『…………先輩………成田先輩………』
目を凝らしてみると、それはやはり先輩の後ろ姿のようで……
私は猛ダッシュして、その後ろ姿に近寄る。
『………先輩……………成田先輩ーーーーーーーー!!』
必死で声を振り絞り、愛しい人の名前を、振り返って欲しい人の名前を呼ぶ。
『………先輩……先輩………成田先輩ーー!!』
何度呼びかけた時だろうかー…
先輩とおぼしき人物がくるりとこちらを向いた。
その距離はまだあったけど、私は立ち止まった先輩に合わせてその場に立ち止まる。
呼吸は乱れていて、私はなんとか呼吸の乱れを落ち着かせようと息を大きく吸い、吐くを繰り返す。
そして少し落ち着いたところで、私は口を開いたー…

