この恋、きみ色に染めたなら






『そこ、座って』





何も言い返せない私に先輩は用意した椅子に座るように指示する。








なんだか腑に落ちない、だけど私は先輩の指示通りに椅子に腰かけた。












『とりあえず、笑って』






椅子に座ったと同時に、先輩は私にそう言う。




でも突然“笑え”と言われて笑えるほど器用な人間ではありませんよ…私…。




戸惑ってる私をみかねてか、先輩は立ちあがり、そして私の元に寄ってきた。












『笑える材料ならいくらでもあるだろ?
 元彼と付き合ってた時のエピソードを思いだすとか、とりあえずお前が笑わなきゃ俺が描けない!』








近くまで来たと思ったら、またそんな無理難題を…