この恋、きみ色に染めたなら









『……大丈夫だよ、凪。

 逆に凪の言葉があったから、私も先輩に言えた。

 凪が切り出してくれたから、私も先輩に思ってることとか話せたよ。

 ありがとう、凪……』






私の言葉に凪は私に抱きついて大泣きし始めた。



私の肩にある凪の顔、凪の体は震えていて、いっぱい不安で、いっぱい心配してくれてたことが伝わってきた。









『………良かった………。


 てか……“諦めなくていい”とか“傍にいろ”なんて………普通に好きな子にしか言わないよ………


 良かった……紗希の恋が叶いそうで……本当に良かったよ……』









まだ叶うって決まった訳じゃないけど、それでもやっぱり先輩の言葉で私も諦めずに好きでい続けようって思った。







そう思ったー……










『……ありがとう、凪。

 
 先輩に好きになってもらえるかは、これからの私の頑張り次第だけど…。

 うん……でも、好きな人に“諦めなくていい”って言われたから、私、諦めないよ、絶対』










凪はその言葉を聞いて、より私の体にきつく抱きついてきた。










『……頑張れ、紗希……!

 頑張って、先輩の心を掴め……!』





あんまりにも凪の声が大きくて、周りの視線を思いっきり感じるけど……




でも、凪がそう言ってくれて、凪が喜んでくれて、私もやっぱり嬉しい。










頑張るよ、凪。





頑張るよ、先輩。







先輩に好きになってもらえるようにー……