エスカレーターにいくと、私たちと入れちがいで、登ってきたギャルっぽいこに手を振られる。
「あみー!」
私が手を振り返す前。
そのこを見つけた瞬間に、小野くんは少しの迷いもなく、パッと私の手を離した。
離れた手を見て、ズキンと痛む心は無視して、私もそのこに手を振り返す。小野くんの、好きな人に。
「まるちゃん。偶然だね。
一人?今日はクリスマスだけど、彼氏とデートじゃないの?」
「彼氏とは昨日会ったから。
今日は友達と遊んでて、今から帰るとこ。
それより、あみたちこそ二人できてるの?
もしかしてー、付き合ってたりするの?」
マスカラがバサバサに塗られた細い目をますます細くして、おっとりと笑っているまるちゃんに、私も笑顔を浮かべる。
心の中はぐちゃぐちゃだったけど。
なんで、会っちゃうかなぁ。
「いやいや付き合ってないよ。
ちょっとそこで偶然会ったから、話してただけ」
って何で私がこんなこと答えなきゃいけないのか。
好きな子にあったというのに、全くしゃべらない小野くんの代わりに答える自分に悲しくなる。
「あみー!」
私が手を振り返す前。
そのこを見つけた瞬間に、小野くんは少しの迷いもなく、パッと私の手を離した。
離れた手を見て、ズキンと痛む心は無視して、私もそのこに手を振り返す。小野くんの、好きな人に。
「まるちゃん。偶然だね。
一人?今日はクリスマスだけど、彼氏とデートじゃないの?」
「彼氏とは昨日会ったから。
今日は友達と遊んでて、今から帰るとこ。
それより、あみたちこそ二人できてるの?
もしかしてー、付き合ってたりするの?」
マスカラがバサバサに塗られた細い目をますます細くして、おっとりと笑っているまるちゃんに、私も笑顔を浮かべる。
心の中はぐちゃぐちゃだったけど。
なんで、会っちゃうかなぁ。
「いやいや付き合ってないよ。
ちょっとそこで偶然会ったから、話してただけ」
って何で私がこんなこと答えなきゃいけないのか。
好きな子にあったというのに、全くしゃべらない小野くんの代わりに答える自分に悲しくなる。


