ふりむいてよキャプテン

適当に歌を入れながら、過ごすこと一時間。
カラオケってしゃべることなくても気まずくならないから、その点は良かった。


これならゆっちの言う通り、そんなに気にしなくても良さそうだね。二人きりってわけじゃないし、誰がきててもそんなに変わらないよね。

小野くん、意外と歌上手いし......。
ってそれは関係ないけど、失礼ながら小野くんはそんなに音楽も知らなさそうだし歌も上手じゃなさそうと、イメージを抱いてたから、なんか意外だった。




しかし。

「あたし、飲み物持ってくるねー。
みんなも何かいる?」


フリードリンクの空になったコップを持って、ゆっちが立ち上がる。

オレンジ、ウーロン茶と私と小野くんが頼むと、俺もいくとヒロくんも着いていった。


......うん、まあ、ゆっちだけに持たせるのも男として彼氏としてどうかと思うよね。

すぐ帰ってくるだろうし、と歌を探す機械をいじりながら、二人を待った。