ふりむいてよキャプテン

すぐに準備をして、指定された学校近くのカラオケについたのが4時過ぎ。

すでに先に部屋に入っていた、ゆっちに部屋番号を聞いて、部屋に入ると。


ふわふわの白いニットワンピで手を上げるゆっちと、シンプルなグレーのセーターを着て軽く頭を下げるヒロくん.......はいい。

だけど、なんで、なんでこの人がいるの!?


色黒でブラックのセーター、全体的にブラックなその人とお互い頭を下げた後、すぐにゆっちをにらむ。


「ゆっちちょっときて」


ゆっちをひっぱって、女子トイレに入ったとたん、私はゆっちを問いただす。

なんで小野くん呼んだの!?と。


「たしかに誰でもいいって言ったよ?
だけどさ、なにもよりによって小野くん呼ぶことないでしょ?もうあきらめたって言ったよね?」


小野くんがくるって知らずに、こんな適当な格好できちゃったし。いやあきらめたんだから格好はどうでもいいけど......。


二年前に買った着古したセーターに、その辺にでかけるときようのジーパン。

一度自分の服を顧みたあとに、ゆっちに厳しい視線を向ける。