ふりむいてよキャプテン

結局午前練習だったはずの部活は二時過ぎに終わり、家に帰ってだいぶ遅めの昼ごはんを食べている。

あれから家に帰ってもう三時半、午前練習とかいっても、いつもこんな感じだ......。


こんな時間に私の分のお昼ごはんがあるわけもなく、一人でカップラーメンを食べていると、ゆっちから電話がかかってきた。


「今なにしてるの?
ひましてるんだったら、今からカラオケいかない?」

「ひましてるけど......、ヒロくんとデートじゃないの?」


こんなクリスマスの日にいったい何の誘い?
よく通る声のゆっちはいつも通りテンション高く、別にフラれたってわけでもなさそう。


「うんそうなんだけど、二人きりで遊ぶのは明日にしようと思って。今日は騒ぎたい気分なの。
ねぇ二人でカラオケしても盛り上がらないし、ヒマしてるならきてよ」

「うーん......、じゃあいこうかな。
さすがに三人は気まずいから、誰か誘っといてよ。女子でも男子でも誰でもいいから」


迷ったけど、クリスマスイブに一人もさみしいしと電話を切ってから、ソッコーで準備をした。