ふりむいてよキャプテン

「うん......、そうなんだ」

「なんでそんなややこしいことになってんの。
面倒だからにっしーにしといてよ」

「私も、そう、したいんだけど.....」


と、うつむくと、ヒロくんは日が沈みかけた赤い空を見上げると、大げさにためいきをついた。


「悪いけど、ノーコメント」


面倒くさそうにそう言うと、ヒロくんは部室に戻っていってしまった。


そうだよね......、コメントに困るよね。
はたからみたら、こんなの関わりたくないだろうし。


私も、帰ろ......。


にっしー大丈夫かな......。
小野くんも、手、ケガしてないといいけど。


明日の日曜も学校で試合があるのに、こんなんで大丈夫なのかな......。


気分が沈んだまま、夕焼けのなかをトボトボと歩いた。