ふりむいてよキャプテン

ああ......、ミッチーのキャラがどんどん分からなくなっていく......。小野くん以上に謎キャラかもしれない。


さほちゃんもそうとうすごいけど、ミッチーはそれ以上だ。

ていうか、美人マネのさほちゃんなら男に多少ベタベタしてても許されるとしても、男のミッチーがやったら完全にセクハラだよ。


よしっ!ここは先輩の威厳を見せて、毅然と断ろう。

なに馴れ馴れしく触ってるの、離して。
と手を振り払う......のは、さすがに今後気まずくなるよね。

じゃあ......。
もう冗談に決まってるでしょー?なに本気にしてるの?
って笑顔で軽く言うのはどうだろう?


「ミッチー......」

「はい」


毅然とした態度で、手を離すはずだったのに、一言声をかけただけで、私は何も言えなくなってしまった。


名前を呼ぶと、強く握りかえされた、私より大きな力強い手。

私を優しい目で見つめるその顔は、日焼けした肌にイケメンすぎる笑顔がまぶしくて。


だめだ......、私完全にミッチーの手のひらの中だ......。


小野くんが好きなのに、にっしーの告白は断りきれず。
修学旅行ではうっかりキスしそうになって。

あげくのはてに、後輩にも流されて......って、どれだけ流されやすいんだ。


全部.....、全部......、ミッチーが私のタイプすぎるから、いけないんだ!