「あれ、ミッチー一人?
久保先輩たちと一緒にいたんじゃなかったの?」


自販機にいくと、久保先輩たちと連れ立ってどこかにいったはずのミッチーとばったり会った。


「さっきまでいたんですけど、久保先輩たちはキレイな女子大生に逆ナンされてどっかいきました」

「そうなんだ。
ミッチーはいかなくて良かったの?
あ、ミッチーは年上ダメとか?」


私がボタンを押したお茶のペットボトルをかがんでとってくれたミッチーから、ありがとうとそれを受けとる。


「いや、俺全然年上もいけますよ?
ただ、上過ぎるのはちょっと。
ひとつか、ふたつくらいなら大丈夫です」


ふーん、そうなんだと返事をして、ベンチに座ってスポーツドリンクを飲みだしたミッチーの隣に座る。