「だよね。
ねぇ、それよりどうやって渡せばいいと思う?」
他にも人が来はじめたので、下駄箱から教室へと足を進めながら話を続ける。
作ってきたのはいいけど、渡す方法を考えていなかった。
直接渡すっていっても、教室でも部活でも小野くんにだけ渡していたら噂になりそうだし、どこかに呼び出すっていってもなぁ。
失敗例がありすぎて、今度こそ慎重にかつ確実に渡せる方法を選びたい。
「カバンにつっこんどけば?
今度はちゃんと名前を書いて、ね」
笑顔で、名前を書いてと念を押すゆっちに、私もそれいいねと笑顔になる。
「それいいね!そうしよ。
ね、ゆっちはヒロくんにチョコ作ってきたの?」
「もちろん。
あみにもあるよ、はいどうぞ」
階段の踊り場でいったん立ち止まってから、ゆっちはカバンから包みを取り出す。
ヒロくんへのチョコ、丸一本のブラウニーを見せてもらってから、小さく切り分けたブラウニーをもらった。
それから私もゆっちに作ってきた切り分けたガトーショコラを渡し、二人で味見する。
「おいしいね!さすがゆっち」
「あみもおいしいよ?これなら告白も成功するかもねー」
味が良かったからって告白の成功率は上がらないと思うけど......。
でも、フラれる前提でもおいしいって言ってもらえたらやっぱり嬉しい。少しでも喜んでもらえたらいいな......。
ねぇ、それよりどうやって渡せばいいと思う?」
他にも人が来はじめたので、下駄箱から教室へと足を進めながら話を続ける。
作ってきたのはいいけど、渡す方法を考えていなかった。
直接渡すっていっても、教室でも部活でも小野くんにだけ渡していたら噂になりそうだし、どこかに呼び出すっていってもなぁ。
失敗例がありすぎて、今度こそ慎重にかつ確実に渡せる方法を選びたい。
「カバンにつっこんどけば?
今度はちゃんと名前を書いて、ね」
笑顔で、名前を書いてと念を押すゆっちに、私もそれいいねと笑顔になる。
「それいいね!そうしよ。
ね、ゆっちはヒロくんにチョコ作ってきたの?」
「もちろん。
あみにもあるよ、はいどうぞ」
階段の踊り場でいったん立ち止まってから、ゆっちはカバンから包みを取り出す。
ヒロくんへのチョコ、丸一本のブラウニーを見せてもらってから、小さく切り分けたブラウニーをもらった。
それから私もゆっちに作ってきた切り分けたガトーショコラを渡し、二人で味見する。
「おいしいね!さすがゆっち」
「あみもおいしいよ?これなら告白も成功するかもねー」
味が良かったからって告白の成功率は上がらないと思うけど......。
でも、フラれる前提でもおいしいって言ってもらえたらやっぱり嬉しい。少しでも喜んでもらえたらいいな......。


