ふりむいてよキャプテン

「宮崎!なわがたるんでるぞ!
もっと腰つかえ!」

「は、はいっ!」


意外と回す方も体力がいるおおなわとび。

中に入ってとんだりはしてないのに、回しているだけできつくなってきた。なんで選手じゃない私がトレーニングしなきゃいけないのか。

もう、腕が上がらないよー......っ。


「11、12、13!......あ、ごめん」


一体何回失敗すれば気がすむのか。


全員がなわに入ってから三十回、連続で成功しないと終わらないおおなわとび。

誰かかれかがひっかかり、なかなか終われない。

早く終わって......。


「15、16、宮崎しっかりなわ回せ!......19、20......」

「あとちょっとだ、あみがんばれ!」

「マネージャーファイト!」


選手でもないのに、にっしーやいつき先輩はじめ、みんなから応援されるほどにフラフラの私。

自分で自分がなさけない。





「......よし、ピッチャー陣が体育館から戻ってきたら、全員で外周いけ。

マネージャーはそれまでになわを片付けておけ。
西川、手伝ってやれ」


ようやく地獄のおおなわとびが終わり、次のメニューを指示され。

水分補給にいくみんなを横目に、試合に遅刻してからなにかと雑用をいいつけられているにっしーとともに、なわを片付けにいく。