「着替えてからそのまま行くから、自転車置き場で待ってて」



にっしーに一言断ってから、着替えとカバンをもって、みんなに挨拶をしてから、部室を出る。


いつもの更衣室で着替えて、ついでに校舎一階のトイレによってから、下駄箱にいくと。


文化祭準備の帰りなのか。
同じクラスの男子たち......と、小野くんがいた。


あんまり話したことがない人たちなので、頭を下げるだけにして、すぐにその場を離れる。


「今日部活行ったの?」

「え?行ったよ」


離れた、のだけど、小野くんもその男子たちから離れ私の方にきたので、一緒に自転車置き場まで行く感じになる。


「宮崎さん行って、俺行ってなかったら、俺が部活サボったみたいだ」


......たしかにね、文化祭の準備の班は違っても同じクラスだし。

私が部活行ったことが意外だったのか、そんなことを言う小野くん。