ふりむいてよキャプテン

にっしー、動かなくなっちゃったよ......。


「ねぇ、にっしーって私のどこらへんがよかったの?
さっきの子と全然タイプ違うけど......」


おとなしそうで、清楚な可愛い女の子。
写真しか見てないからイメージでしかないけど、ぱっと見た感じは私とはタイプが違う。

固まったまま動かなくなったにっしーの背中をつついてみるけど、何の反応もない。


「ねぇ、にっしー聞いてる?」

「気づいたら、好きになってた。
笑った顔とか、可愛いし......」


何度もつついてると、ようやく小さい声でにっしーはそう言った。

背は向けたままで。


「え?可愛くないよ。
さっきの子は可愛いけど。

にっしー目がおかしくなったんじゃ......」


「いいの!俺にとっては可愛いんだよ!

さっきの子よりも誰よりも、一番あみが可愛いから!」


半ばやけになったかのように大きな声を出しながら、にっしーがやっと振り向いた瞬間。

にっしーの顔を見て、さっきの質問をしたことを一瞬で後悔した。


だって......、にっしーの顔があまりにも真っ赤だったから。

私まで照れて、お互いに無言になってしまう。