ふりむいてよキャプテン

しかも、なんでもう彼女ってバレてるの。
にっしーに目だけで説明を求めると、にっしーはにこっと笑って。


「今日、彼女連れてくるって言ったから」


そんないきなり......。
いやでも彼女って言っておかなくても、二人きりで勉強ってどっちみち不自然に思われるか。



「そ、そうなんです。
お付き合いさせて頂いてます......」

「そうなのね、とにかく上がって?」



付き合ってることに対して特に何か言うこともなく、お母さんは笑顔で応対してくれたので、靴をぬいでそろえてから、お邪魔させてもらった。


「ゆっくりしていってね」


にっしーの部屋に案内してもらったあと、にっしーのお母さんはお茶とお菓子をもってきてくれて。

一言だけ声をかけて、パタンとドアを閉める。