「真っ赤なお鼻の~トナカイさんは~♪」 愛美さんはノリノリで飾り付け中。 「ほら!!葵ちゃんも!! いっつもみんなの~♪」 「えっ!?笑いもの~」 あ、ついのせられちゃった…。 そんなあたし達を見て、剛さんは、あははと笑っていた。 テーブルに並べられた、いつもより豪華な料理。 さっき買ってきたチキン。 飾った部屋の中。 これだけクリスマス感を出しているのに 心が寂しいのは変わりなくて………。