「え?な、何?」
次の日の朝。
あたし達3人が真剣な顔で蓮の前に立ったから、蓮は驚いた顔を見せた。
「本当なの?」
「…?何が??」
剛さんと愛美さんが昨日あたしから聞いたことを言っている時間、あたしは恐くてずっと2人の後ろに隠れていた。
全て話終わると蓮はあたしの方をジッと見てきた。
「聞いちゃったんだ?」
「……ごめん‥」
あたし最悪だよね。
勝手に話聞いて、みんなに勝手に言って……。
「みんなに言わなきゃいけないと思ってたから丁度良かったよ」
そう言った蓮は、少し悲しげな笑顔だった。
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