教室にもどると、梨乃と真紀奈が
心配そうによってきて、

「ちょっと外で話そ??」

と、私を気遣ってか、
教室の外で話すことに。


「とりあえず…
和歌菜…大丈夫??」

真紀奈が不安そうに聞いてきた。


「ん?? 全然平気だよ!!
ちょっと保健室でさぼっちゃった!」

できるだけ明るくこたえた。


「和歌菜…さっき…優也くんが…
私のところに…
なんとなくなんだけど…
和歌菜だよね??…
優也くんに私のところに言ったの。」



泣きそうなのを必死に我慢している梨乃。


「大河が梨乃こと好きなの
実は知ってたの。
ごめん…言えなくて…
大河は自分の意思で
梨乃のところに行ったの。
だから大丈夫だよ、梨乃。」

すでに半泣きの梨乃の
頭を撫でると、
梨乃は、「ありがとう。」
と、私に笑顔を向けた。

その後、梨乃は大河に
告白の返事をして、
2人は付き合うことになった。