お化け屋敷の中は真っ暗で何も見えない。 ……怖い 春樹の手をギュッと握った。 『彩夏、大丈夫か もしかしてお化けとか苦手?』 『…うん』 『俺がいるから大丈夫だよ』 春樹はそう言って頭を撫でてくれた。 春樹がいると心強い。 でも、やっぱりお化け怖い……。 何も出ませんように。 そう願いながら歩いていると出口が見えてきた。 よかった! 『彩夏、出口についたぞ。 もう、大丈夫だよ。』 『うん、 ありがとう、春樹』