「は?何?
理太ちゃんが撮るの?


えーっと、
そりゃぁ、

沙羅を幸せにすることと、
世界を変えることだよ。

きっと、もっと、
みんなで幸せになれるはずだよ。

政治的圧力とかで、
交渉するんじゃなくて、
本当の問題をみんなで解決するんだ。

建前でみんなに嘘をつく
指導者にはならない。

助けて欲しい時は必ず叫ぶよ。」


背の高い男の子は、
拳を高々とあげた。


「あと、
理太ちゃんが幸せになることを
いつも祈っています!」


君島堀 要。

彼は、君島堀グループの代表にして、
天才指導者と言われた男。

その資本を社会に
惜しげも無く投資し、
日本の地位を確実に向上させ、
また世界との隔たりを
なくしたと言われている。

晩年は、政治家としても、
多大なる功績をあげた。