メガネ殿とお嫁さま



僕は、
立ち上がったと同時に
情けなくも、気を失ってしまった。

夢の中で、
僕は知らない和室の部屋で
うとうととしていた。

和室は、ほとんどの設えが
変わらないのに、
見覚えがある、とかないとかは、
はっきりしている。

僕は、ここに…


「ここには、
入ったことはないかもしれませんね。」


あぁ、これは夢だ。



だって、
大好きな彼女が
僕に微笑みかけて、
そこに座っているのだから。